Director: KUROSAWA Kiyoshi
Writer: KUROSAWA Kiyoshi, MAEKAWA Yutaka (based on the novel by)
Stars: NISHIJIMA Hidetoshi, TAKEUCHI Yuko, KAWAGUCHI Haruna, HIGASHIDE Masahiro, KAGAWA Teruyuki
2016/Japan
★★☆☆☆
Stars: NISHIJIMA Hidetoshi, TAKEUCHI Yuko, KAWAGUCHI Haruna, HIGASHIDE Masahiro, KAGAWA Teruyuki
2016/Japan
★★☆☆☆
この映画、ロンドン映画祭に来ていたのですが、チケット代が驚愕の16ポンド(約2240円)で、観に行くのを断念したのです。が、このたび英国で一般公開されまして、映画祭で涙をのんだ友人と一緒に張り切って観に行ってきました。ちなみに、チケットが安くなる平日に行ったので、チケット代は6ポンドでございました。
もうねー、この映画、「ザ・香川照之ショー」でありましたよ。文字通りクリーピーな男を嬉々として演じる香川照之の独壇場。なんだけど、逆に、それだけ、という印象だったんですよね~。
以下、かなり内容に触れてますので、これからご覧になる方はそっとウィンドウを閉じてくださいませ。。。
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さて。原作を読んでいないので、元々どういう話なのか分からないのですが。。。元刑事で犯罪心理学者の高倉(西島英俊)は、元同僚の刑事から6年前に起きた未解決の一家失踪事件の分析を頼まれます。
高倉は妻の康子(竹内結子)と一緒に最近引っ越したばかり。隣人の西野(香川照之)は、その言動がなにやら怪しげで。。。
と、出だしは面白かったのですが、なんだか辻褄の合わない部分がポロポロ出てきて。結局、西野は適当な家を見つけると、そこに居座って怪しげな薬(覚せい剤?)で家族をコントロールしつつ、その家の主のふりをして暮らすサイコパスだったのですが、見るからに怪しい西野に康子がやたら接近したりとか。6年前の失踪事件にも西野が関わっていたのでは、となるのですが、その辺りが曖昧なままだったりとか。危険な西野宅に刑事が1人ずつ、応援を呼ばずに入って行って殺されたりとか。なにより、結局、西野は誰なの、というのも謎のままで。
なんというか、もう少し夫婦の心の機微とか、事件の背景にある心理なんかが描かれてると良かったのにな。 あるいは、お化け屋敷的な「怖い~!」っていうのを楽しむための映画だったのかしらん?
黒沢清監督、心理的にグイグイ来る『CURE』や『トウキョウソナタ』は面白かったんだけどなぁ。
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