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14 March 2016

Gourmand holiday in northern Spain 4 | 北スペイン口福の旅 4


かーなーり間があきましたが、秋に行った北スペイン旅行記の続きです。
ビトリアで E さんと J に別れを告げたツレアイとワタクシ、レンタカーでラ・リオハ地方へと向かいました。


あいにくの雨模様でしたが、きれいに紅葉したブドウ畑を眺めながらのドライブ。
ブドウの葉って、いろんな色に紅葉するんですねぇ。

この日は世界的に活躍している建築家が設計した3つのワイナリーを巡りました。


最初に訪れたのは、Bodegas Marques De Riscal
の敷地内にあるホテル。ビルバオにあるグッゲンハイム美術館でお馴染み、フランク・ゲーリーの設計です。


ちょっとうろ覚えですが、この波打つ屋根の色は、赤ワイン、白ワイン、そして発砲ワインの色を表している、と説明に書いてあったような。


お次に向かったのは、Bodegas Ysiosビルバオ空港カンポ・ヴォランティン橋を設計したサンティアゴ・カラトラバのデザインです。



この人の設計は本当に曲線が美しいですねぇ。
この日は定休日だったらしく閉まっていた上に、雨もザンザン降っていたので、ささっと写真を撮って早々に退散。 



そして、この日最後に向かったのが Bodegas R. López de Heredia
ワイナリーの受付部分の建物をザハ・ハディドが設計しています。


この建物、元々はバルセロナの見本市でのこのワイナリーのパビリオンとして造られたそう。
ありそうでないデキャンタ型。



ワイナリーのサイトにツアーの料金の記載がなかったので、てっきり無料だと思って申し込んでいたのですが、実は30ユーロ也、でありました。
高い!とツアーをキャンセルしたのですが、おつまみ付きの試飲を勧めていただきました(これは無料)。

この日はブリオネスという村の B&B に宿泊。
ディナーは、トリップアドバイザーに載っていた2軒のレストランのうち、B&Bから近いほうへ(と言っても徒歩15分ほど)。

 
ぽつーーーーん。。。

体育館かというような広々としたレストランなのに客の姿なし。
かなり躊躇しましたが、他に選択肢もないし、ウエイターのお兄さんがフレンドリーだったので、ここで食事することに。 

秋はオフシーズンだそうで、ブリオネスのような小さな村のレストランは週末しか開いていないところが多いのだとか。
ここが開いてて良かったー。危うく食いっぱぐれるところでした。。。

こちらのお店、ワインは、村のワイナリーのものを取り揃えているそう。
暇だったせいか、色々味見して好きなの選んでいいよ、と。
でも、1本目、新しいボトルを開けたのを見た英国人と日本人のワタクシたち、別のボトルを開けてもらうのは申し訳なくて、「これにします」と(いや、美味しかったんですよ)。

これがそのワイン。確かボトルで7ユーロほど。安い!
 

料理は、ツレアイがラム肉の炭火焼き、ワタクシがバカラオの煮込み。
この煮込みがねー、うっとりと目をつぶって味わっちゃうくらい美味しかった!特に、魚のうま味と野菜のうま味が合わさったソース!1滴残らずいただきましたとも。

食後にはリキュールなんぞもサービスしていただいて、ご機嫌さんで B&B まで戻ったのでした。千鳥足でね。

Asador Los Nietos
c/Los Mesones, 30 - Briones (La Rioja)
Tel: 941 32 24 45

★★★★★


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もう一つのブログ『英国的庭仕事雑記帳』では、忙しくなってきた庭仕事について綴っています。

12 December 2015

Gourmand holiday in northern Spain 3 | 北スペイン口福の旅 3


On the third morning, we moved to Vitoria-Gasteiz, a capital city of the Basque country.

3日目の朝、バスク州の州都 ビトリア=ガステイスに移動しました。

Coach station in Bilbao.
ビルバオのバス・ステーション。

We took a coach from the coach station. Various coach companies operate for different destinations and you have to buy your ticket at the counter of the coach company for your destination...Very complicated. Thanks to J who speaks very fluent Spanish, we had no problem. We arrived at Vitoria 30 minutes earlier (!) than the schedule and were headed to E's flat. E is J's friend from high school in the US. They found out that they both lived in Spain several years ago. I'd be more than happy if it turned out that one of my high school friends was actually living in York or somewhere! It was already a lunch time, so we were off to go "bar hopping".

移動はバス。 
バスは行き先ごとに運行会社が違っていて、自分が乗るバスの運行会社のブースでチケットを買う、という仕組みになっておりました。ややこしー。でも、スペイン語が堪能な J のお陰でスムーズにチケット買って、バスに乗り込むことができました。

予定より 30 分早く(!)ビトリアに到着したわたし達、J の友人 E さんのお宅に向かいました。
J と E さんはアメリカの高校時代の同級生で、数年前、お互いスペインで暮らしていることが発覚したのだとか。
いいなぁ、高校時代の友人が実はヨークで暮らしていた、とかだったら嬉しすぎる!

さて、時刻はお昼時、休憩もそこそこに E さんの案内でバル巡りに出かけました。


The first bar E took us was LAS 3BBB LOS HUEVOS ROTOS. My husband and I volunteered to order at the bar counter and ended up ordering many plates of pinxos because we were hungry. We were told that we were supposed to have only one or two pixhos at any one place...Everything was delicious, especially the meatballs were so good that I wanted to have another one (I didn't though).

最初に立ち寄ったのは LAS 3BBB LOS HUEVOS ROTOS
ツレアイとわたくしが注文に立ったのですが、空腹のあまり何皿も頼んじゃって、「これから何軒か回るんだから」とスペイン在住組にたしなめられました(笑)。
どれもこれも美味しかったけど、特に揚げ肉団子がお代わりしたいくらい美味しかったー(ぐっと堪えたけど)。


Next stop was a trendy looking bar Toloño. Their pinxos looked beautiful and sophisticated. I was tempted to try a lot of them, but just had one with bacalao which was moist and yummy.  

お次に向かったのが小洒落た雰囲気の Toloño
ピンチョスも垢ぬけた感じ。
あれこれ試したいのをぐっと堪えて、干しダラ(バカラウ)のピンチョスを頂きました。干しダラがしっとりしていて美味。

A dog sat quietly next to its master who was having fun.
仲間と盛り上がるご主人様の脇にじっと控えていたワンコ。

It was a beautiful Saturday and every bar was packed.

この日は晴天の土曜日だったせいか、どのバルも大盛況。 


I had a pinxho with mock baby eels at the bar whose name I forgot. Baby eels are very precious in the Basque country and mock ones are made from white fish meat. This is actually really good. E gave me a bite of her foie gras ravioli which was lovely with a rich flavour.

次に行ったバル(名前を失念)で、ウナギの稚魚もどきのピンチョをいただきました。
高級食材であるウナギの稚魚の代用品で、練製品です。これはこれで美味しい。
ここで E さんが食べていたフォアグラのラビオリを味見させてもらったのですが、濃厚なのに軽い後味でめちゃうま!


And the last bar of the day was Asador Safartoki. There was a posh looking restaurant at the back of the bar. We had a dish of the photo above. The staff instructed us to wait for exactly one minute and eat it in one bite. After a minute, I popped it into my mouth and enjoyed runny egg york from the crispy skin. It went well with the red wine I had but would've gone even better with beer!

この日のバル巡りの〆は Asador Safartoki
奥にはゴージャスなレストランもありました。
ここで頂いたのは、上の写真のひと皿。
「すごーく熱いから、きっちり1分待ってから一口で食べて」
というスタッフの指示に従って、口に放り込むと、春巻きのようなパリッとした皮の中から、超半熟な卵の黄身がトローリと。うまーーー!
飲んでいた赤ワインとの相性も悪くなかったけど、ビールにめっちゃ合いそう。

旅行の後、自宅で『孤独のグルメ』を観ていたら、これとそっくりな料理が出てきてビックリ。それは、モロッコのブリックという料理。そういえば、このバル、サービス・スタッフがモロッコの方でした!

<Right> It seems like this snack is the signature dish of this bar.
<Left> Sushi?!
【写真右】このブリック風スナックは自慢の一品らしく、カウンターの上にこんなオブジェが。
【写真左】寿司?!E さんによると、「いまいち」だそう。。。


Even though Vitoria is a capital city, it's so small that you can go anywhere on foot in the city centre. After plenty of pinxhos, we walked around the town for exercise and joined the tour to see the cathedral which was under refurbishment.

州都とはいえ、ビトリアはとても小ぢんまりした街で、中心部だけなら徒歩でまわれるほど。
腹ごなしに街中を散歩した後、修復中の教会内部を見学するツアーに参加しました。


Then it was a dinner time. We went to this restaurant VINUM only because the restaurant E wanted to took us was full. So it was a second choice but we all loved it and in fact we went back for the lunch the following day.

で、ほどよくお腹が空いたところでディナーでございます。
こちらのレストラン VINUM は、E さんが行きたかったお店が満席で入れなかったために向かった言わば第二候補だったのですが、一同非常に気に入りまして、翌日のランチもこのお店で頂きました。


After sharing some starters, I had sauteed foie gras and mushrooms. The foie gras was almost too light but the mushrooms smelt very autumnal.

みんなで前菜をシェアした後の、わたくしのメイン。 
フォアグラと茸のソテー。フォアグラがすごーくあっさりしていて若干肩透かしだったものの、セップ茸と思われる茸の香りがよくって、満足。


For the lunch of the following day, E's two teenage boys joined us. We shared several starters (sauteed squid was phenomenal) and I had tuna which was in season for my main. It was a bit like Japanese "tataki" with a bit of soy sauce. The photos above are Fabada (slow cooked beans and morcilla, chorizo and pork) for my husband and the lamb dish for the younger boy (which was huge!). One of the waitresses in this place was very friendly and convincing, we enjoyed her company as well.

E told us that in Vitoria there is an annual Jazz festival in July. Enjoying a jazz concert with some pinxos and a glass of wine is very appealing!

翌日のランチは、E さんのティーンの息子くん2人も参加して 6 人でわいわいと。
あれこれ前菜をシェアして(小イカのソテーが最高だった!)、メインには今が旬だというマグロを。タタキ風になっていて、少しお醤油も使ってあるようでした。
上の写真はツレアイが頼んだファバーダ(インゲン豆とモルシージャ、チョリソ、豚肉の煮込み)と息子くん 2 号のラム。

このお店、気風のいい勧め上手なウエイトレスさんがいて、彼女のペースに乗せられるのもまた楽し、でありました。

ビトリアでは毎年 7 月に大物ミュージシャンも参加するジャズ・フェスティバルが開催されているそうですよ。ピンチョスつまみながらワイン・グラス片手にジャズ、なんて最高じゃないですか!これは要再訪、ですな。

23 November 2015

Gourmand holiday in northern Spain 2 | 北スペイン口福の旅 2


After we left Guggennheim Museum, we took 20-minute underground journey to Getxo to see Vizcaya Bridge. This is the world oldest bridge of this kind and a UNESCO World Heritage site. This bridge was designed by Alberto de Palacio who was one of the pupils of Alexandre Gustave Eiffel.

さて、グッゲンハイム美術館を後にした我々は地下鉄で20分くらいのところにあるゲチョという街へ。
ここでは、世界最古の運搬橋であり、世界遺産でもあるビスカヤ橋を見学しました。こちらの橋を設計したのは、アルベルト・パラシオ。エッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの弟子だったそうです。


The bridge carries people and vehicles in a hanging gondola.The upper part of the bridge (50m from the ground level) is a walkway for tourists. So we decided to cross this walkway to Portugalete. We bought tickets and a member of staff took us up by a lift.

ぶらーんとぶら下がったゴンドラで人や車を運搬しているのですが、頻繁に行き来しておりました。
市民の足として活躍しているんですねぇ。

地上50メートルの上部構造は観光用の歩道になっています。
せっかくなので、この歩道で反対側のポルトゥガレテまで行くことに。
チケットを買うと、係りの人がエレベーターで上まで連れて行ってくれます。

Tickets, please.
切符、拝見しまーす。

Look at the gaps between the board...it was shaky as well every time the gondola passed.
かなり隙間が開いた板敷の歩道。
ゴンドラが通るたびにブルブルと揺れてなかなかスリリング、でありました。
 

We took a gondola back to Getxo and had a walk by the beach, then went back to Bilbao.

ゴンドラでゲチョに戻った後は、海沿いを散歩して、再び地下鉄に乗ってビルバオへ。

This graffiti was everywhere in the Basque country.
This is a message for bringing ETA prisoners, who are held in prisons in different parts of the country,
to the Basque country so that their families and friends can visit them.
バスク地方で頻繁に見かけたグラフィティ。
意図的に遠くの刑務所に収容されているETA(バスク祖国と自由)の囚人を、
家族等が面会に行きやすいようにバスク州内の刑務所に移そう、というメッセージだそう。


We went to El Viejo Zortzi for dinner. Inside is divided into a restaurant and a bar and we went to the bar for tapas and wine. Even though we arrived there at early hour (well, 20.30ish), it was packed already. We managed to grab a table and looked at each other; how do we order here? Then a service lady came from the restaurant and took our order. I observed while eating and found that people ordered at the counter. It was kind of her being flexible and making us comfortable!

この日の晩ごはんは、El Viejo Zortzi へ。
中はレストランとバルに分かれているのですが、我々はバルでタパスをつまみつつ飲むことに。

早め(と言っても20時半頃)に行ったにもかかわらず、店内はすでに人でいっぱい。
なんとかテーブルをゲットして、どうやって注文するんだ?と3人で顔を見合わせていたら、レストランのサービスの女性が注文を取りに来てくれました。
食事しながら観察してみたところ、他のお客さんは直接カウンターで注文していた模様。
勝手のわからないところで柔軟に対応してもらえて、気持ちよく過ごすことができました!

Iberian salami platter and black pudding (morcilla).
イベリコ・サラミの盛り合わせと黒ソーセージ(モルシージャ)

You can't go wrong here whatever you order! I was so busy enjoying my food that I forgot to take photos...I especially loved morcilla which was moist and nicely flavoured and the apple on top was a nice touch.

いやー、何頼んでも美味しかったですよ、ここ!
食べるのに夢中で、ほとんど写真を撮れなかったのですが。。。
特にモルシージャは、しっとりとした食感に優しい味わい、上に乗ったリンゴの酸味がアクセントになっていて、お代わりしたいくらい美味しかった~。

El Viejo Zortzi
c/ Licenciado Poza 54. 48013 Bilbao
Tel +34 944 419 249
★★★★★