幼い頃テレビで『野生の王国』を観て以来、いつかアフリカで野生動物を見てみたい、と思っておりました。が、不惑を過ぎてめっきり体力の衰えを感じる今日この頃。「今行かなきゃ、"いつか"は永遠に来ないんじゃあ?」という心の声に押されて、ツレアイと2人、5月の後半に2週間ほどかけてナミビアを旅してきました。ナミビアでかい!総走行距離 5,000 キロ、砂漠の中をひた走りに走って参りましたよ~。
ナミビアを選んだ理由は、「野生動物の宝庫である」ということ以外に
① アフリカ大陸でもっとも治安の良い国の1つである。
② 自分たちで車を運転してサファリを楽しむことができる(団体行動が苦手なワタクシたちにうってつけ)。
③ 野生動物以外に、雄大な景色や歴史的な建造物などの見どころがある。
などなど。
というわけで、初日、南アフリカのヨハネスブルグ経由でナミビアの首都ウィントフックまで飛んだワタクシたち。首都はあまり治安がよろしくない、ということで、そのままレンタカーでナミブ砂漠のソリティアまで3時間の移動、という強行軍を敢行したのでした(実際には5時間かかった…)。15時間のフライトの後の長距離移動に不安を感じていましたが、時差がほとんどないのと、夜発朝着だったのと、(恐らく)アドレナリンが目いっぱい出ていたのとで全然大丈夫でした!
空港からウィントフック市街へ、そしてウィントフックで散々迷った後に「この道でいいんだよね?!」という道路に出た途端、掘っ立て小屋の前に立つ警察官に遭遇。どうやら検問所のようです。ワタクシたちの前の車には「行け」という合図を出していたのに、こちらには何の合図もなくじーっと見ているだけだったので、じりじり進みながら「このまま行っていいですか?」と聞いたらば、お巡りさん、何やらプリプリしながら「What's your problem?」と。質問の意味が良くわからず、怒ってるように見えるけど親切で聞いてくれてるのかな、なんて思って「ソリティアに行きたいのですが、この道で良いですか?」と聞いたらば、「お前たちがどこに行くとかどうでもいいんだよ。一体どういうつもりなんだ?」とエライご立腹の様子。
よくよく話を聞いてみると、お巡りさん、ワタクシたちに「停止」の合図を出したらしいのですね(まったくわからなかったけど)。で、その場合、エンジンを切らないといけないのだけど、そのまま進み続けたもんだから、「逃走するつもりか?!」と。そのままツレアイが掘っ立て小屋に連れて行かれて、ナミビアの交通ハンドブックを見せられつつ、こってり絞られ…。車で待っていたワタクシは「いちゃもんつけて賄賂を請求するつもりでは?」と気が気ではなかったのですが、ツレアイがうまいこと下手に出つつも、こちらに悪意はまったくなかった、知らなかっただけなんだ、と辛抱強く説明してくれたお蔭で無事解放されました。やれやれ、と出発した途端ツレアイが「あの警官、酒臭かった」と。おーーーーい…。
気を取り直して、さらに進むと、道路が未舗装の砂利道になり、風景がだんだんと砂漠っぽくなってきて、
部屋の前にはこんな景色が広がっておりました~。
日が暮れると、街灯がないので真っ暗に。お椀を伏せたような夜空に数えきれないほどの星がみっちりと瞬いておりました。あまりの星の数に、ずーっと見ていると船酔いのような感じで頭がグラグラするほど。
この日は、晩御飯の後、朝まで泥のように眠ったのでした。
こんな感じで始まったナミビアの旅。これから、ぼちぼちと綴っていこうと思います!
よくよく話を聞いてみると、お巡りさん、ワタクシたちに「停止」の合図を出したらしいのですね(まったくわからなかったけど)。で、その場合、エンジンを切らないといけないのだけど、そのまま進み続けたもんだから、「逃走するつもりか?!」と。そのままツレアイが掘っ立て小屋に連れて行かれて、ナミビアの交通ハンドブックを見せられつつ、こってり絞られ…。車で待っていたワタクシは「いちゃもんつけて賄賂を請求するつもりでは?」と気が気ではなかったのですが、ツレアイがうまいこと下手に出つつも、こちらに悪意はまったくなかった、知らなかっただけなんだ、と辛抱強く説明してくれたお蔭で無事解放されました。やれやれ、と出発した途端ツレアイが「あの警官、酒臭かった」と。おーーーーい…。
気を取り直して、さらに進むと、道路が未舗装の砂利道になり、風景がだんだんと砂漠っぽくなってきて、
のんびりお散歩中のダチョウ。 |
第一野生動物に遭遇!
この後、でこぼこ道やつづら折りの山道(未舗装、安全柵なし!)などナミビアの洗礼をたっぷり受けつつ、なんとか日暮れ前にこの日の宿に到着したのでした。
夕日に輝く草原。 |
日が暮れると、街灯がないので真っ暗に。お椀を伏せたような夜空に数えきれないほどの星がみっちりと瞬いておりました。あまりの星の数に、ずーっと見ていると船酔いのような感じで頭がグラグラするほど。
この日は、晩御飯の後、朝まで泥のように眠ったのでした。
こんな感じで始まったナミビアの旅。これから、ぼちぼちと綴っていこうと思います!
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