上映前に日本の食事情をたっぷり見せつけて「日本へおいでませ」と誘う広告が流れて、すぐにでも帰国したくなりました(笑)
Oyster Factory | 牡蠣工場
Director: SODA Kazuhiro
2015/Japan=USA
★★★★☆
「観察映画」という手法でドキュメンタリー映画を撮る想田和弘監督。なんでも、台本なし、事前打ち合わせなしで撮影したものをナレーションや音楽なしで映画にするそうで。以前、彼が撮った『精神』という映画についての記事を読んで以来、作品を観てみたい!と思っておりました。ら、このイベントで、『牡蠣工場』が上映されたのですよ!嬉しすぎる!
やがてこの産業を巡る諸々の事情が明らかになるのですが、それが牛窓に限らず、たとえば、ここイギリスにも当てはまる問題(第一次産業の人手不足とそれに伴う外国人労働者の受け入れなど)をはらんでいたりするのです。鑑賞中に、監督はこういった問題について事前にリサーチしたんだろうな、と思っていたのですが、監督のインタビューを読むと、まったくそんなことはなくて、そもそも牡蠣工場を撮る、というのも当初の予定にはなかったそうで。
「観察映画」というのは、監督が観察して撮る、ということだと思っていたのですが、観客が観察する、という側面もあるのですね~。2 時間以上にわたって目を皿のようにしてこの映画を観た体験は、映画鑑賞というよりは観察、でありました。
他の観察映画も是非観てみたい!
「観察映画」というのは、監督が観察して撮る、ということだと思っていたのですが、観客が観察する、という側面もあるのですね~。2 時間以上にわたって目を皿のようにしてこの映画を観た体験は、映画鑑賞というよりは観察、でありました。
他の観察映画も是非観てみたい!
There is No Lid on the Sea | 海のふた
Director: TOYOSHIMA Keisuke
Writers: KUROSAWA Hisako, YOSHIMOTO Banana (novel)
Stars:KIKUCHI Akiko, MINE AZUSA, KOBAYASHI Yuukichi
2015/Japan
★★☆☆☆
吉本ばななの小説『海のふた』の映画化。この小説は原マスミの同名の歌にインスパイアされているそうな。
大学進学を機に東京で暮らしていたまりは、故郷の西伊豆に戻って小さなカキ氷屋さんを開きます。同じ頃、母親が友人の娘はじめちゃんを預かることに。なにやら、このはじめちゃん、色々と事情を抱えているようなのですが…。
原作を読んでいないので、あれですが、共感できない登場人物たちの優しさごっこ的なものが繰り広げられていて、あまりピンと来なかったですねぇ。
特に主人公のまりは、夜逃げしようとする元カレに、まったく事情を知らないくせに、「逃げんなよ!」などと言って切れちゃったりして。観ていてイラッとしました。
でも、人気カキ氷店監修のカキ氷はとっても美味しそうで。特に、サトウキビから作る糖蜜をかけたやつ、食べてみたい!我が地元の行列のできるカキ氷店「赤鰐」を思い出しました。
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